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AGA(男性型脱毛症)とは
AGA(Androgenetic Alopecia)を略した言葉で、日本語では男性型脱毛症と呼ばれることもあります。大人の男性に発症する脱毛の症状で、ゆるやかに毛髪が薄くなったり、抜け毛が増えたりする疾患の事を言います。部位が限定的であり、おでこの生え際、頭のてっぺん(頭頂部)、その両方の髪の毛が薄くなることが特徴です。
AGA(男性型脱毛症)の原因
AGAを発症する原因は、髪の毛の中にあるDHT(ジヒドロテストステロン)の量が関わっていると考えられています。男性ホルモンの一種「テストステロン」と「5αリダクターゼ」という酵素が結合することで、DHT(ジヒドロテストステロン)は作られます。
このDHT(ジヒドロテストステロン)が毛髪サイクルを乱し、髪の毛の成長する前に抜け落ちてしまうことが、AGAを発症するメカニズムになります。DHT(ジヒドロテストステロン)の量は遺伝によって左右されると考えられているので、遺伝が原因ということもあります。
AGA(男性型脱毛症)の髪の毛の変化
AGAは進行型の脱毛症なので、徐々に症状が広がり、治療等何も対策をしない場合は髪の毛が減少することが多い疾患です。5年経過することで髪の毛が多く失われることがあります。
AGA(男性型脱毛症)か?判断のポイント
AGAかもしれないと思われた場合、まずはご自身で認識することが大切です。
<AGAの判断基準>
- 抜け毛がゆっくりと増えてきている
- 鏡でおでこを見た時に広がったように感じる
- 頭のてっぺんの髪の毛の量が減ったように感じる
- 髪の毛が細くなったり、短くなったと感じる
- 親族に髪の毛が薄い方、AGAになった方がいる
AGA(男性型脱毛症)の治療
AGAの治療は主に「外用治療」「内服治療」「自毛植毛」に分類されます。
※当院では飲み薬や外用薬による発毛を促す治療を行います。
<外用治療>
ミノキシジルという塗り薬を使用します。血管拡張作用があるので頭皮の血流を改善し、発毛を促します。毛乳頭での髪の毛の成長を助ける働きもあります。
<内服治療>
フィナステリド(プロペシアジェネリック)5,500円(税込み)(28日分)※保険適用外
⇒2型の5αリアクターゼの働きを妨げ、血液中の有効成分が半分以下になる期間が6時間~8時間と言われています。
デュタステリド(ザガーロジェネリック)7,700円(税込み)(30日分)※保険適用外
⇒2型の5αリアクターゼ、1型の5αリアクターゼの働きを妨げ、血液中の有効成分が半分以下になる期間が3週間~5週間と言われています。
発毛作用はデュタステリドの方が高くなりますが、血中に留まる時間が長いため、副作用が強く出る可能性もあります。デュタステリドもフィナステリドも男性機能の低下という副作用が出る可能性があります。(勃起機能不全・射精障害・性欲低下・精子の減少など)
主な副作用として、食欲減退・全身倦怠感(肝機能障害)・性欲減退・勃起機能不全・乳房障害・抑うつ症状などの症状が出現する場合がまれにあります。フィナステリドの服用中は、献血ができません。服用中止から1カ月以上経過していれば、献血が可能です。ザガーロ服用中、およびザガーロを服用した最後の日から6カ月間は献血ができません。服用中は輸血ができません。内服開始後2週間~1カ月くらいで「初期脱毛」がおきる可能性があります。
<自毛植毛>
自分の髪の毛を髪が薄い部分に移植します。
AGA(男性型脱毛症)の生活上の注意
髪の毛の主な成分は「ケラチン」というタンパク質の一種です。そしてミネラルがケラチンの合成を促します。そのためこれらを含む食品も食事に取り入れるなど、バランスの良い食事を心がけるようにしてください。
喫煙は毛根への血流を悪くするため、髪の栄養不足に繋がりますので、喫煙は控えるようにしてください。
ストレスはも薄毛に影響を与えますので、睡眠をしっかり取り、ストレスを発散するためにスポーツをするなど身体を動かすことも良い影響が期待できます。